地球のどこかで スイスのあたり
別の国へ引っ越しても…スイスをこよなく愛するあまり…車での移動時間5時間を堪えて…時折スイス滞在を楽しんでいます。
こちらー>http://ilmondo.blog48.fc2.comで更新中です。
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この街へ本格的にやってきたのは3週間ほど前です。
到着してすぐ私達は目星をつけておいた物件を廻りました。
インターネットのおかげで、スイスにいなくても物件探しができるのはとても便利です。
気になる場所があればすぐに見学予約を入れて、実際に自分の目で確かめます。
今日は「この街」での家探しについて私が感じたことや学んだことを書き留めておこうと思います。(2008年2月現在)
チューリッヒの物件探しについて:
1. www.homegate.chとwww.comparis.chを使いこなす。
ほとんどと言っていいほど、インターネットで分譲&賃貸物件を検索できます。
不動産業者もこのサイトを使わない所は無いのではないでしょうか。
(超高級やある一定のスタンダードを保つ物件は掲載されないこともあります)
2.住みたい…と思う場所に足を運んで、新築や改築中のサインが出ていればその業者の連絡先を記録する。
このところチューリッヒは新築物件が増えています(郊外に集中)。中心部での新築物件はほとんど見つかりませんが、建物を丸ごと改築して分譲にしたり賃貸に出す動きはあります。
そういった場合、必ず取り扱い業者の連絡先が掲示してあるので、そこからあたってみるのも手段だと思います。
(私達もこの方法を何度かとりました)
3.見学予約はすぐにとる。気に入ったらすぐに申し込む。
いい賃貸物件は半日で市場からなくなります。
見学なさるときに住んでいる方や業者さんに「自分以外に何組見学に来ましたか」と聞いてみるのもよいかもしれません。
「明日決めよう」と思っている間に、他の誰かが契約してしまいます。
気に入ったらすぐに申込書を作成しましょう。
見学案内をしてくれる担当の人が持っている場合もありますし、業者に直接尋ねて申込書を郵送してもらったりあるいはPDFでメールしてもらえることもあります。
掛け持ち契約をして、物件を破棄する場合は罰金が発生することもありますのでご注意ください。
4.その物件がダメでも取り扱っている業者に「同じ建物の中に空き物件はありませんか?」と聞いてみる。
私達は見学すらできなかった物件のある場所が希望でした。業者さんにダメもとで聞いたところ「空く気配のある部屋があります」と教えてもらい、インターネットの市場に載せる前に見学をさせてもらい、そこですぐに申し込みをしました。
5.入居者がまだいる場合は「欲しいもの」を交渉する。
私達が入居する家にはまだ居住している方がいらっしゃいますが、契約がとおった時点でこの方と「どれか必要にならない物、置いて行きたい物はありますか?」とお話をし、かなりお安い金額でサテライト、照明、お庭のセットなどを譲っていただけるようになりました。
6.「外国人ご免」の物件もあり。
これはどうしようもありません…。オーナーさんの意向ですから。
大きな企業があつまるビジネスパーク周辺の新しいアパート等ですと外国人の割合が高いので比較的こういう問題も少ないと思います。
8.駐車場がいくらか確かめましょう。
別料金です。
ちなみに私達は節約のため駐車場は借りないようにしました。車は諦めます。
とは言え、ここは鉄道国家スイス。公共の乗り物のサービスだけで何処へでも行けます。
9.賃貸入居者の権利は法律できちんと守られています。
持ち家思考の強いイタリア人やイギリス人は「なぜスイス人は賃貸ばかりなのか」という疑問を持ちます。
同じヨーロッパにあっても「家」についての考え方は随分と違うようです。
現に私達も結構大きな出費となる賃貸家賃を払うことについてイタリア家族から「理解できない」と冷ややかに批判されました。
これは実際に業者から伺った話なのですが、全部屋賃貸で使っているマンションを一棟丸々「分譲」に変更することになったそうです。
そこでまず、入居者に買える人達がいないか聞いたそうですが、誰1人として買える頭金をもっている人がいなかったそうです。そのため、入居者は全員借りている部屋から出なくてはなりません。
しかし、業者は現入居者のために次に「暮らす家」を手配する義務が法律により課せられているため、住まいを見つけられない間はこれらの入居者は退去する必要がないのです。
そういうわけで、スイスでは持ち家でないと将来が心配…だとかいうことはほとんどないのです。
また、地価の上昇率は年1〜1.4%程度あるかないかだそうです。
ですので家を買ったところで、大きなリターンがあるか…と言われるとそうでもないのだとか。もちろん「賃貸収入」を期待できますが、賃貸できるのはスイス人か同等の権利を持つ人、あるいはEU圏の人でもスイス国内に居住していることが条件です。
10.洗濯機が共有か各部屋付きか確認する。
アパートによって洗濯機の共同使用の場合があります。その場合、入居数と洗濯機の数がともなっていないと2週間に1回しか洗濯できない…なんてことにも。
それから時間帯が決まっていたりしますので、それが面倒な方はご自分でお風呂場に洗濯機をつけてもよいかと思います。
11.退去する時は「借りたときのまま」で出ることが必須。
冷蔵庫の中にある卵ケースまできちんと確認しましょう。賃貸リストの中にある物が1つでも欠けると請求されるか、自分で購入して補填しないといけません。
壁に穴をあけたら、それも直して出ましょう。
ーーーここからは分譲ーーー
★買うなら頭金20%を用意しましょう。
スイスではこれが無いと家は買えません。
それからもちろん滞在許可証も必要です。
私はまだ申請中ですが、EU圏の人間であるM氏は"B" permitを持っていますので家を買うことは可能です。その家を賃貸に出すのも可能なのですが、本人がスイス国内に居住することが必要です。
★ 住宅ローンの月割り計算とにらめっこしてください。
業者や銀行が提示してくれるローン返済計画は返済額の中に占める元金率がとても低いので月々返済額が少ないように思えることもあります。
特にローンを10年や20年で完済したい…と思われている方はよくご検討ください。
ちなみに「賃貸入居者」の権利がしっかりと法律で守られているこの国では、家を買うのも一生かかってローン返済する…というスタイルも多いのだとか。
★買うと最大40%の税金控除がついてきます。
賃貸にはないおいしい点ですね。
★入居可能日に建設が終了しておらず入居できない場合の対応を確認しておきましょう。
もしも購入したアパートが予定通りに建設が終了せず入居できない場合、業者によっては仮住まいを提供したり、保証金を出してくれたりします。
ーーーーーー
後は「言葉」でしょうか…。チューリッヒの場合、大抵の人が英語ができますのでその点では助かります。
契約書等はすべて現地の言語になりますので、できるなら分かる方にきちんと確認をお願いすることをお薦めします。
チューリッヒ市内で気に入った物件を探すというのは、なかなか苦労します。
郊外へ出たり、他のカントン(州)で物件を見つけるというのも手だと思います。
税金の面で得することもありますし。
M氏の同僚の中にはすでに3週間以上も物件を探しているけれど、まだ見つからない…という人が結構いるそうです。
とすると…、到着2日後に賃貸物件をつかんだ私達はとてもラッキーでした。
最初は買おうと思って探していましたが、「丁度良い」具合に「丁度良い」賃貸物件に出会えた、本当に良かったと思います。
家探しは楽しみながら…これにつきます。
2年振りに"La Felice Vita in Switzerland"を更新します。
(もうそんなに時間が経ってしまったんですね…)
いろいろな国でいろいろな経験をしてきたBambina Marinkaは再び「スイス」へ戻ってきました。
折をみて、ここでもスイス話を綴りたいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
スイス1日滞在の後、イタリアへ戻りました。また来週からは別の国へ行きます。
これまでスイスでの生活が中心でしたが、またしばらくはスイスとお別れのようです。
今後はSEASONS FOR REASONS http://seasons4reasons.blogspot.com
にて、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
なお、引き続き海外らいふ〜スイス編〜ならびに海外らいふ〜イタリア編〜は滞在時に更新する予定でございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
Montreux Suisse Majestic Hotelの全景
www.suisse-majestic.chより
久々のスイス。
一言…「寒い!」降り立ったジュネーブ空港は気温8度。
夏に向かってまっしぐらのチリから帰ってきたBambinaにとっては、ちょっとつらい。
今回のスイス滞在は実に19時間!
モントルーのSuisse Majestic Hotelに宿泊のため、故郷!?Veveyには立ち寄らず通過…。ちょっと寂しかったな。
モントルーに到着後は空腹を満たすべく、湖畔にあるお気に入りインド・アラブ料理レストランへ。