Scared!!! 天が怒ったか?
ベランダに積もった雹。
めちゃめちゃ大きい。
上の階の被害。
8月には花がつくはずだったのに…。
下の階に住む、フレンチのシューシャンの所でおしゃべりをしていると、突然、真っ黒な低い雲が上空を覆い始めた。とにかく速いスピードで、台風王国の九州出身の私でさえも驚く早さで移動する雲。
すると突然外は真っ暗。私もシューシャンも唖然としたまま動けず…。
台風並みの風が吹き始めてようやく、「あ、窓を開けっ放し!」と気づき、急いで上の階の自宅へ戻ったが…。時既に遅し。
強風でテラスのものは吹き飛んでいた…。すると突然、大きな音が!まるで銃を撃ち込まれるかのように
大きな大きな「氷の固まり」が降ってくる…。これって雹(ヒョウ)?それとも別の物?
天が怒ったかのように恐ろしい音をたてて迫って来る。あっと言う間に降って来る氷の物体で外は見えない。窓ガラスが割れたらとんでもないと思い、あわてて窓のシャッターを下ろす。
まるで怪物が「開けろ〜!」と叫ぶかのように窓ガラス、シャッター、建物全てにあたる氷の音。
あまりに怖くて、Manuへ電話をしたが通じず…。
約5分くらいは続いただろうか…恐る恐るシャッターを上げると、外は見るも無惨…。
テラスの植木は破壊され、大切なバジリコのプランターは見事に地上へ落下。楽しみにしていたミニトマトはもう実らない…。
外に置いておいた大きなキャンドルにはヒビが入っている。
そこら中にある氷の固まり…。大きい物は軽く直径3センチを超えている。
こんな物、人口的なアイス以外は見たことない。
今、外はみんなの片付ける音が聞こえる。パトカーや救急車の音も遠くで聞こえる。
お向かいさんのビニールテントもめちゃくちゃ。別のお宅では車がやられた様子。
上のおばあちゃんのお家のクルクルパラソル(日よけのテント)には穴が…。実は我が家もやられた。
急いで巻き上げたのはベッドルーム。リビングルームのパラソルには間に合わず。
下の階の人が天井から下げている鳥用の木箱も壊れてる…。隣の工事現場のお兄ちゃん達は車のへこみをチェックしている…。
下の階に残したシューシャンのことが気になって下へ。彼女は大丈夫そうだ。
今は「雪かき」ならぬ「雹かき」をしている人もいる。
まだ、天は怒っている…。
なのになのに、どのチャンネルをつけても日本のような「警報」は出てないし、緊急のニュースなんてやっていない。スイスの非常事態の連絡ってどうしてるんだろ?
Lausanne FMをインターネットラジオで聞こうとしたが、プログラムが正常に動かない…。
他の場所での被害はどうなのだろうか…。
夏の暑さがまるで冬のような寒さへ逆転してしまった。
Manuのオフィスでも先が見えないくらいになったらしく、駐車場に止めていた同僚のフロントガラスは見事に割れたらしい。
隣のAPTでは西側の窓ガラスが割れていた。
どうやらローザンヌ方面(西側)がどこもひどいらしい。
それにしても、台風・地震のなにより恐ろしかった。
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