Wednesday, June 15, 2005

お客様です。Our Guest.

半年ぶりの再会。彼女と初めて会ったのは、2004年の11月。スイス人の旦那様を持つ、パキスタンの女性。彼女はとても知的でいてチャーミング。彼女の旦那様も笑顔の素敵な男性です。
お二人とは神戸の地で仲良くなり、とあるワインバーで「アマローネ」(ちなみに1本4万円…)を飲み干した仲間です。
ある時は、彼女のパキスタン料理をごちそうになり、ある時は素敵なレストランでディナーを楽しんだりと、短い時間でともて仲良くなりました。
今回、パキスタン人の彼女は仕事の都合でヴヴェイに来ているので、我が家のディナーにご招待しました。
残念ながら旦那様は日本で居残りです。
神戸で知り合い、スイスで再会…。いろいろな国を訪れるようになって、ますます人とのつながりがどれだけ素晴らしいものか実感しています。

彼女を招いての我が家のディナーをご紹介しましょう。(写真撮るの忘れました…。)

1.自家製ジェノベーゼペスト&リングイーネパスタ
2.ギリシャ風サラダ
3.ズッキーニと牛ひき肉のオーブン焼き
4.ツナ&ベジタブル炊き込みピラフ
5.アフォガート(バニラアイスにエスプレッソソースをかけます。)

彼女は今晩のレシピを教えて欲しいとまで言ってくれました。嬉しいです…。
実は、私も彼女にパキスタン料理のレシピを伝授してもらったので、そのお礼にレシピを作ります。

今、こうしていろいろな国の人たちと出会っている私の国際交流の原点は、小学校時代にさかのぼります。
一番最初の想い出は7歳の時に同じクラスに転校してきたフランス人と日本人のハーフの女の子。
髪の色、着ている洋服のセンスなど当時の私にとっては興味惹かれる存在の彼女でした。
家ではフランス語、外では日本語、という彼女の生活に「いいな〜」と憧れを抱いたものです。
初めて彼女の家を訪れたとき、フランス人のお父様と初対面。「ボンジュール」と言えたことが嬉しかったことを覚えています。
お家の香りも日本の家庭の香りと違っていました。
その彼女とは中学校まで一緒でした。その後の彼女の消息はフランスへ戻った…ということだけを聞いていました。が、私がアメリカ留学から戻った6年前に、道ばたでばったり。彼女もフランスから日本へ戻って来ていたのでした。
その後、時々道ばたやブティック、カフェでも偶然に会うことがあり、再会できて嬉しかった想い出があります。

もう1つ大切な友達の想い出。それは韓国からやって来た女の子。
小学校3年生の時に彼女とは出会いました。当時の彼女の日本語はカタコトだったのですが、あっという間に私たちと博多弁で話をするようになりました。
成績も常に上位で理系にとても強い女の子でした。アートのセンスもずば抜けていて、一目置く存在でしたね…。
その後彼女とは中学2年まで一緒でした。別れの時は突然やってきました…。中学2年の修了式当日、彼女から「今日で韓国に戻るから…」と言われたのです。
その時はとても悲しくて悲しくて、もう2度と会えないとしか思えませんでした。
でも、彼女は「最後じゃないから…」と言って韓国へ戻っていきました。
それからは頻繁に手紙をやりとり。当時はE-mailなんてありませんからね…。
それから約1年半後に、彼女はアメリカへ引っ越しました。高校を卒業した私は彼女を訪ね、初アメリカの旅に出掛けたのです。
当時は何もかもが刺激的で、アメリカの公立高校で他のネイティブと対等に勉強している彼女を見て、ますます尊敬したものです。
その翌年、彼女がアメリカから韓国に引っ越すということを聞き、引っ越しの手伝いという名目で再びアメリカへ。一緒に韓国まで戻って、ソウルの街を楽しんだ想い出もあります。
その後は数年のブランクがありましたが、再び再会を果たしたのは5年前。そしてその3年後に再び韓国で再会…と、彼女が言った「最後じゃないから…」の意味が何だったのかを実感しました。
そして今、彼女は私の結婚式に参列するためにスケジュールの調整をしてくれています。

出会いがあれば、別れがある…というフレーズがありますが、私はこう付け加えたいです…。

「出会いがあれば、別れがある。別れがあるから、再会がある。」

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